その1.はじめに…



ここで言う「訓練」は、「躾け」とは分けて考えています。

躾けは犬が人間と一緒に「人間社会」で生きていく為に必要な物と考えています。

人間社会では、犬の嫌いな人や、人間のためのマナーを重視しなくてはなりませんよね。

その為には、まず飼い主である「人間」のモラルが・・・とか現在の人間社会そのものに問題が・・・など、

ここで触れるとややっこしいことや、「しつけの方法」といった大量の方法論はさておくことにします。


ただひとつ躾けで思うのは、形ではなく結果としてのマナーを守るってことが出来ればイイんじゃないか?です。

必ず「すわれ」や「ふせ」してなくても常に飼い主を意識して「じっと」していられれば結果は同じですよね。

「ふせ」ていることがその場所での完成形なら他の人のじゃまになっても反応しないことになってしまいます。

ヨーロッパの街中で地下鉄にまでノーリードで乗ってくる犬にコマンドを発している飼い主は見たことがありません。

コマンドが必要ないくらい「出来て」いるから周りも認めている訳で、それほど人間社会に溶け込んでいる・・・

人間とウマくやっていく以外に「飼い犬」には生きる道がありません。

その為の生き方を身につけることが躾けですよね・・・


その中で犬は犬として生きることが一番の幸せだと考えています。

犬をまるで人間の子のように可愛がるのはイイことなのだと思いますが、どんなに時間がたっても人間には成長しません。

人間の子は人間としていつか一人で生きていく為に「同じ人間」が躾けます。

犬は飼い犬として生きていく為に「違う動物」の人間が躾けるのですから、

「自己判断」を許さない部分が必ずあるのだと思います。

「飼い主の絶対性」ですね。だからこそ飼い主には「尊敬される一貫性」が要求されるってことでしょうか。



そして「訓練」ですが、これは本来身につけなくてはいけないことではなく、

あくまで「サク♂」の能力を発揮・伸ばすことができるんじゃないか?

と思った「レトリーブ・トライアル」を知り、やって見ようか・・・と実践中の内容です。

ディスクドッグの入門競技やオビディエンス競技の認定項目と言うより「ガンドッグ」としての競技をメインに使っています。

断っておきますけど、個人的に一番理解不能・キライなスポーツはガンシューティング・ハンティング・闘牛・闘犬など

生きる為に必要としない「殺し合い遊び」です。

だから本当はガンドッグと言う言葉も抵抗があるので出来るだけ使いたくないんですがね。

しかし、もともとフレンドリーじゃないし、やたらしっぽフリフリのワンが苦手なサク♂の性格に少々疑問を持っていた私は

「ガンドッグな性格」?

なのかも知れない・・・と考えるとツジツマ?が合い始めた訳です。

ガンドッグ的にはフィールドで他の人間や犬に影響を受けにくい、つまり飼い主だけを信頼して反応することにヨロコビを・・・

と考えると、初対面の人に吠えても飼い主の指示でやめることができればOKじゃないかって。

どんな人・ワンにも最初から仲良くできることが大事ではないと。

逆に考え方が楽になりましたね。おかげで。



テーマはラブラドール・レトリーバー種であるサク♂を「レトリーバー・サク♂」にするってこと。

それは、最初からのポリシーである

人通りの多い街中から人のいない山の中までどこにでも連れて行ける社会性と

過酷な状況に耐える強さを・・・です。



もうひとつ断っておきますが、あくまで競技会に出場することではなく「訓練」そのものが目的ですから、

競技会ルール・競技会の目的とは違う部分が多く含まれます。

犬との生活で「何かもっと出来ることがないか・・・」と感じている方のチョットしたきっかけにでもなれば・・・と思っています。

まだまだ、「出来ないこと」ばかりですが、「訓練」することでお互い常に「次」の「期待感」があって楽しい訳です。

躾けも訓練も常に「ワクワクさせること」が「うまくいく」コツですか・・・

何時も変化する単調でない毎日は楽しいですよね、お互いに。

楽しく生きなくちゃ意味ないですから・・・

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