その3.まず…もってこい。と待て。

ボール・ディスクを投げて、それを「もってこい」。そして「はなす」。

この一連の動作をもっと膨らますことから始めるのが「まず」です。

ボールを見せただけでうれしくなって、テンション上がるのはある意味普通かもしれません、が、冷静にこっちの指示を聞くには「物」でテンションを上げるよりも、「儀式」で切り替えた方が良いと思います。

サク♂は何か楽しい事をする前に「返事」させることで 「やるぞ〜!」って感じです。そして最後は両手のひらを見せて「おしまい!」そして「よくできた!よ〜し、よし!」としっかり褒めて終了します。
そう、遊びも訓練も褒められる状態で終了するのが大事です。本人(犬)のテンションが飽きて下がらないうちに。

「もってこい・はなす」が出来るのが前提ですが、最初「もってこい」は何かを咥えそうになった瞬間、物を指差し「とって」とコマンドをだし、「よ〜し」「もってこい」と続けざまにコマンド。大抵そのまま逃げるにしろチラッとコッチを見ますから、もう一度「もってこい!」と、同時に自分が走って逃げると追いかけてくるでしょう。次に犬の方に向きを変えしゃがむなり、方ひざをつくなりして自分の足元を指差し「目線を低く」して褒めながら待ちます。必ず自分に呼び戻す時は(カム!も同じ。)姿勢を低くします。

これは躾の時から徹底して、褒める・安心させる→目線低く。叱る・命令する→姿勢を正して高い目線。と一貫しておくと良いです。コマンドとハンドシグナルは必ずセットで。

そして、まっすぐ来たらしっかり褒める。なかなか来なくてもじっと待ち、やっと来たら軽く褒める。

褒められただけで咥えた物を離す犬は問題なく「はなせ・オフ」を覚えますが、頑固な犬(サク♂)はなかなか放さないはず。決してコマンド連呼と無理やり奪い取るはダメです。もっと対抗して来ます。
片手でのど(ラブだと皮膚がたるんでいるので掴みやすい)か片足の付け根を持ち、動けない状態でゆっくり・強く「はなせ」。手のひらを上に、口の下に差し出し、そしてジッと待つ。あきらめて放すまで。体を掴んでいる片手の力は緩めずに。手のひらに置くようになったら完璧。

「イケナイ」物を咥えてしまった時にも最後は自分で放させるようにすると結果的には褒められることになり意地になって飲み込むことの防止にもなります。咥えてしまってから「イケナイ」だと咥えることそのものを否定することにもなるので、イケナイ物は咥える前にそぶりをした瞬間に叱る方が良いでしょうね、瞬間を捉えるのはなかなか大変ですが。

そして、すぐさま「もう一回」投げるなり、イケナイ物なら別の物を出して・・・をひたすら「すぐ」繰り返す。放したらとっても褒める!

何を教えるにしてもそうですが、わざわざグラウンドなど広いところに行かなくても、家の中や庭などいつも居るところでちょくちょく頻繁に短時間するのが最初です。そして理解・記憶したら場所をいろいろ変えながら、物を変えながら行動範囲を広げて行くのが順序でしょうか。

もってこい・はなせ(オフ)が出来るようになってきたら、「まて」の強化です。

ボールやおもちゃを目の前で投げてもジッと「まて」ることが必要です。「よし」など許可が出るまで。これは根競べですね・・・何度もやり直す、それもいろいろな場面・パターンで。

例えば、メシの前に待たせるのは良くやることでしょうが、(コレはほんの数秒以上やらない方が良いです。)部屋から一緒に出る時も「まて」させて必ず「あと」から出す。それも毎回待つ時間を変えながら。散歩の途中でどこかに繋いで「まて」そして姿を消す、違う方向から現れ、動かなければ(コレ大事、動いたらくるっとUターン)近寄って褒める。部屋の中でも「まて」そしてボールを転がす。など常にチャンスを捕まえる。ちなみに、ウチでは少し長く待たせる時には「まて」の後「動くな」とてのひらをゆっくり握ってグーして見せるコマンドも使います。ジッとまった後には必ずいいことがあるって。

ついでに「ストップ」の強化も。動いてしまっても止められれば、「もどれ」る様になりますから。

これはね、犬のそばで何かを食べている時(人間が)食べても大丈夫な物の時だけわざとちょっぴり落とすんです、目の前に。そして「ストップ」とまらなければ「イケナイ」とまったら、人差し指を鼻の前に立てて「まて」、ゆっくりひろって手のひらをゆっくり広げ「よし」で食べさせるんです。これを時々、不意にやると「ストップ」ウマくなります。拾い食い対策にも・・・

何か落ちてきても反射的に動くことが減り、食べ物見つけると止って見上げるようになりますよ「止ったから食わせてくれる?」って。

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