要するに、コマンドで犬を「動かす」ことが必要なんですね。意外とムズカシイです、これが。動きを止める「ストップ」よりも。「まっすぐ(進め)」「さがれ(後退)」「もどれ(直前にいた場所に)」 「まわれ」「うえ」「した」「みぎ」「ひだり」 並べると多くのコマンドになりますが、一塊に考えて普段の生活の中でも使っていれば理解できるようになります。 「みぎ・ひだり」は普段の散歩中に曲がり角で必ず停座し、コマンドを出してから曲がることで「なんとなく」覚えます。 「さがれ・もどれ・まわれ・した」は普段からハンドシグナル(指をさし、動かしながらコマンド)で覚えます。 「うえ」もハンドシグナルで教えますが、犬は本来「うえ」を意識することがにがてな分、少々厄介です。
「まっすぐ」が一番ムズカシイでしょうか。散歩中の「みぎ・ひだり」と同様に「方向」を意識するところまでは覚えますが、犬単独で「まっすぐ進め」させなくてはなりません。 最初は偶然に「ほぼ」まっすぐ進んでいる時に褒めることから。次に、自分の体が向いている方向が「まっすぐ」だと教えます。 これは、少し広い場所で行います。まず脚側停座。まて。そしてボールなど「マーク」させる物をふたつ。最初は犬を中心に180度、つまり左右等距離に置きます。(当然犬は動かず、まて。ですが)そして犬の側にもどり「つけ」した状態で方向を変えます。(どちらか片方のボールに「まっすぐ」座る)そして「まっすぐ!」とコマンドを発し、ボールに向かわせます。理想はボールの目の前まで行ったら「ストップ」「すわれ」させてから犬に近づいて(ハンドラーが)褒める。「もってこい」とは違うコマンドであることを理解させるわけです。ま、最初は持ってきてしまうくらいじゃないと「探し出す」ことも出来ないでしょうから、すこしづつ「ストップ」できるようなれば良いのではないでしょうか。 「180度」の角度をすこしづつ狭めて、45度程度の方向にあるものを正確に区別できれば「まっすぐ」はOKでしょうね。
こうなるとボールは3〜4コ置いてきても(距離も変えて)大丈夫です。 ボールの数だけ往復して全て回収できれば完璧! そう、ここで大事なことを。指示と違う行動・方向に動いた時は「いけない・ノー」と区別するために「違う!」「やり直し」と。そして最初の位置にもどしてからもう一度。です。あくまでも勝手に動いたり、無視した時と違う行動ですから。 この一連のコマンドを家の中でも廊下から各部屋を開け放った状態で日常使っているとかなり「できる」様になって行きます。イスや棚の「うえ」にあるものを隣の部屋から「もってこい」させたり、玄関から「みぎ」の部屋のドアを閉める。なんてね・・・天気の悪い日に散歩に出る必要もなくなる訳です。 外でも、段差をよじ登らせたり、橋の下からぐるっとまわって向こう側に待たせたり・・と犬単独で「偵察」ができる様になります。 |