2005年9月18日

延命。その7・・・


6月には3.30キロだったトラ・・・

21日に風呂に入れるとこんなに細い体でした。

まだ、こんな状況だとサク♂はチョッカイ出します。
少しづつ顔の腫れも大きくなり、鼻からの出血も多くなってきました・・

抗生剤の効果も感じなくなって来たようです・・・

食事はなんとか自力で流動食を食べていました・・・
でもね、まだ私たちにはちゃんと啼いて「要求」していました・・・

8月2日、体重3.20キロ。

8月7日の朝。
いつもの様に私はトラのウンを搾り出す為トイレに連れて行き、
床に下ろした時です。壁にコツンと顔をぶつけました・・・
すると「ひさびさ」に鼻血です。このくらいで?とあまり気にしなかったのですが (何しろ過去何度もありましたから・・・)
休日だったこの日、夕方帰宅するとすでにぐったり動こうとすらしない
トラ。出血した鼻は血液が固まり完全に詰まり、口でやっと呼吸している状態です。
(この画像時点ではすでに顔をぬぐった後です・・)

あわてて顔の血をぬぐい、皆で声を何度かけてもほとんど返事すらしません。
抱き上げると荒い呼吸の隙間にかすかな返事。

「ごめんなトラ・・・」

腫れていた左目は眼球が外側を向いています・・・
当然食事も水も全く・・です。
子供たちには「もう会えなくなるかも知れないから良く見ておけ。」って。
この日は日曜日だったこともあり、すでに皆覚悟を決めていましたから翌日まで様子を見ることにしました。
出血が続いていたので今ではトラ専用となったベビーバスにバスタオル・トイレシートを敷いてベットに。
夜中の間、荒い呼吸音が聞こえなくなるんじゃないかと・・・
結局朝まで、このベットの中にまるまったままでした。

8月8日朝。
いつもの獣医さんの所へ。体重3.15キロ。ステロイド注射。

「ご家族が、見ていてつらい様でしたら薬で眠らせてあげることも・・・」

そしてこの日は仕事場へ連れて行きました、さすがに。
注射器で鼻を「吸い」、少しづつ水をむりやり飲ませ。
夕方には少し「声」に反応する様にはなりました。

帰宅後、トイレに連れて行ってもシッコ出ず。とにかく「不安」な様子。力なく啼き続ける。
流動食を流し込み、顔をキレイにしてあげると少し目を開ける様に。
左目はほとんど開きませんが。
そして、私が抱いている状態のままシッコ。

トイレより安心なのか?「よかったねぇ〜出て!」と皆に褒められました。 しかし、この後からなんとなく落ち着いた様子。流動食をもどすこともなく・・・

8月9日朝。
啼きながらよたよたと歩く。どうも両目ともほとんど見えない様子。
これはトイレを?入れてあげると自力でシッコ。自力で歩くなんて!

見えていなくても右目に少し力が出て来た様な・・・
こりゃ、メシ・水だ。トイレなんて自分で見つけられなくたって連れてってあげるさ!
何だったらトイレ用のTシャツ用意するから何時も「だっこトイレ」でもいいぞ!
ってね。まだ、半信半疑ですけど。

8月10日。
左目の向きも大分もどりはじめ、この日もトイレに入れるとシッコしました。
体をおこすしぐさも少ししっかりして来たので、自分で出入り可能な深さのトレー(小学校の机内用)にベット変更。
多少右目は見えるらしく、声をかけると視線が合うように。
早速、流動食増量。

8月11日。体重3.15キロ。
大分歩くしぐさを見せる。朝、ヨーグルトを自力で少し食べる!
顔の腫れは8月7日前までと同じに近づく。

8月12日。
自力でトイレに行く。流動食はもともとの定量にもどす。
ただし、「流しこみ」には抵抗。コッチがムリすると、もどす。

8月13日。
朝にはもとの「定位置」なおのベットに戻って寝る。
つまり、自力で登るってこと!びっくりである・・・

8月14日。
山形帰省に連れて行く。少々無茶かと思ったが強行する。
少しでも皆と一緒の方が・・・もともと車はOKなんです、トラ。

でね、コレが結果的にはとても良かったんですね。
従兄弟達にもすっかり「介護」されて、撫でられながらメシを食べる癖がついたようです。
一日中誰かが「トラ〜」「水飲む?」「ごはん食べな〜」って。撫でてくれるんですから。
この、帰省以降ぐんぐん食べるようになって来ました。
ただし、しょっちゅう声を掛けて、食器をもってあげないとダメですがね。
8月7日以前の1・5倍は食べるようになりました。
8月末までには、階段も自力で下りるようになり「たまの」トイレそそう以外はすっかり「完全介護」脱却です。

左目は光彩が反応しないところを見るとあまり見えない様ですが、顔の腫れはすっかり健康状態並みになりました。
少々涙に血液が混じり、涙の量が左目だけ多いのが「唯一」の症状でしょうか。あと、とにかく「甘える」のも以前とは大分違いますね。

9月12日
獣医さんの所へ。体重3.50キロ!大分増加です。
獣医さんもニコニコでした。
「ステロイドのタイプが今回はぴったりだったんでしょうね。」とのこと。
食欲は副作用の可能性。腫れはリンパ腫なのは間違いないようなのでまた何時腫れるか判らない。同じ薬の錠剤を常備する。

要するに安心は出来ない状況に変わりない。ってことですな・・・
要するにこの2年間。サク♂が来てからトラにとって「愛情不足」が続いていた。ってこと・・・

こんなに甘えっ子なトラは13年ぶりな訳です。16歳ですから。

赤ん坊の頃から子供たちにも「トラは兄ちゃんだからな。」って言い聞かせて来ましたが、
ややの生まれた13年前からトラにとっては「何か」が足りない状況が
「少しづつ」キツクなって来ていたのでしょう・・・

この「少しづつ」って云うのが曲者なんですよね。
コッチの感覚が鈍ってくると「感じない」んですよ。きっと。

自分を研ぎ澄まして、鋭さを失わないことはタイヘンなことです。

研ぎ続けると刃物はだんだん短くなってきますが相対的には「太く」なって来るんですよ。
錆びて欠けても短くなるから太くなりますが、当然太く・鋭い刃物は「強い」訳です。

鉄を熱いうちに「打つ」ことで得られる、硬く・しなやかに強靭な「素材力」はその後変わらないものです
が、
切れ味「表現力」は日々の使い込みかた次第・・・ということなんですよね。



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